David Walkerにインタビュー!



私達はDavid Walkerのスタジオを訪れ彼にいくつかの質問を投げかけてきました。彼自身の事、そして11月24日開幕のショー"Brides On Fire" についても触れてみました。 (covered)

SAN: David Walker!自己紹介をお願いします。

David Walker: 私は、アーティストで、現在はロンドンに住んでいます。

SAN: 特殊な技法である『ノーブラシ』スタイルについて教えていただけますか?

DW: 私が当時ポートレイトを描き始めた頃、スタジオにはほとんど筆がなくそこにはスプレー缶がありました。そこで私は実験的にスプレーで人物画を描き始めました。そんな中で気づいたのは私に筆は必要じゃない!ということでした。昔から描かれ続けてきた人物画を現代の技法であるスプレーで描く!この古今の融合が私にはとても魅力的に感じました。なので今でも私は筆ではなく、スプレーで人物画を描き続けています。

SAN: ロンドンに住む事は作品に良い影響を及ぼしていますか?

DW: もちろん!ここには私のインスピレーションに刺激を与えてくれる人間が沢山いる。そして幸運にもその中の多くは『友』と呼べる程の大切な存在にまでなってくれたんだ。ここは止まることがない!でも私はそんな大騒動が大好きなんだ!

SAN: あなたの作品のタイトルはほとんどが"Unknown"(未知)ですが、人物画のモデルは誰なのですか?彼らは実在の人物なのですか?それとも空想の人物?

DW: 主に私は雑誌やデジタルスナップ写真で見つけた人物や実際に出会った人々等、色々な人々を描いている。特に決まり事はなくて、ただ描きたい顔に出会ったらそれが誰であれ描かずにはいられないんだ!でも最近は有名人の顔を描く事だけはやめている。なぜなら彼らの顔にはすでに『ストーリー』が出来上がってしまっているからね。誰も知らない様な人物の顔からは新たに幾つものストーリーが生まれるから最近は無名な人物の顔を描く事がとても楽しく感じるんだ!

SAN: 女性のポートレイトが多いですが、これから男性のポートレイトを描く予定はありますか?

DW: 以前は男性のポートレイトも描いていたし、将来的にはまた描くと思う。でも今は女性のポートレイトを描くのがとても楽しいんだ!

SAN: "Brides on Fire"用の作品の制作行程について教えていただけますか?

DW: 今まではこれほど巨大なキャンバス作品 (2m x 2m)はほとんど描いた事がありませんでした。もちろん壁に描く場合はもっとずっと巨大ですが、それらは大体一発勝負で費やす時間も長くても一日程。なので今回のようにスタジオにこもってキャンバスと何ヶ月もにらめっこという経験はとても新鮮でした。そんな中私は10作の巨大ペインティングの制作に挑戦しました。ショーとは一枚のレコードの様なもの、そして作品とはそのレコードに収録されている一曲一曲の音楽のようなもの。もしかしたら見る人々はその個々の作品を好きではないかもしれない。しかしその作品達が一体となったときそのショーは強固な物となる。そんな思いで作品の制作に没頭しています。

SAN: 2011年はかなり忙しかったと思いますが、最も記憶に残っているペインティングの思い出は?

DW: White Canvas Projectで素晴らしい才能が一体になった事は本当に素晴らしかった。She One, Mr, Jago, Will BarrasそしてBue the Warriorに出会い、ウイスキーを飲みまくり、炎天下の中ペイントしまくった。あの経験を超える物は今の所まだないね!2012年もまたLAに行きたいね!

SAN: ご自宅の壁には誰の作品が飾ってありますか?

DW: 最近はそんなに作品を飾っていないんだけど、Arth Danielsのペインティングは本当に大好きなんだ!サイト:http://www.arthdaniels.com

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