フランス人アーティストTILTによる日本初個展、4月1日(金)開幕!

今回は、先日お伝えした( 参照 )フランス人アーティスト TILT (ティルト)による日本初個展の追加情報をお届けする。詳細は以下のプレスリリースを参照していただきたい。 【以下プレスリリースより】 この度メグミオギタギャラリーでは、フランス人アーティストTILT(ティルト)の日本初個展を開催致します。 南フランス、トゥールーズ出身のTILTは、グラフィティアートを芸術の域に高め、今最も世界的に注目を集めているストリートアーティストです。 自らを”graffiti fetishist”と定義するTILTは26年ものグラフィティキャリアを誇ります。 グラフィティカルチャーの始まりは1970年代にニューヨークでスプレーやフェルトペンなどを用いて壁や電車などに自分の名前を書く行為が広まったのが契機とされています。 グラフィティ=野外での落書き行為と一般には認識されがちですが、タグ(単色で自分のグラフィティ用の名前や出身地を書いたもの)をはじめとする様々な専門用語や、既にあるグラフィティの上に描くには更に完成度の高い図案を作らなくてはいけない等、ライター間での暗黙の了解や独自のルールが無数に存在する奥深い世界です。 メッセージ性を持つ言葉や具象的なモチーフを描く行為が広義のストリートアートに分類されるのに対し、グラフィティとは意味を持たない記号であり、文字の外見が文字の意味を凌ぐのがその領域とされています。 グラフィティを、名前の有名性を競うゲームとしての側面から鑑みると、「スタイルの独創性」と「拡散性」がその勝敗の二大要因となります。TILTはスローアップ(単色あるいは二色の色を用い数分で書き上げた文字)のスタイルを最も得意とします。文字の躍動感と腕運びの一回性、シンプルで力強い配色の妙が問われる伝統的なグラフィティスタイルです。グラフィティが、線を描くという行為の身体性が最も高いテンションで発揮されるジャンルなのは、公共看板や電車へのペイントが違法である事と無縁ではありません。 あらゆるリスキーな場所を好んで描き続け、独自のリズムを体得したTILTによって生み出される線は、彼のペインティングにおいても遺憾なく発揮されています。 「みんなが思っている落書き=グラフィティのような古典的なグラフィティの解釈を拡大したい。 もしもグ...