StreetArtNewsJapan ストリートアートニュース（日本語版）

１０月の１日より開催されている、『Better Out Than In』プロジェクトもいよいよ終盤に差し掛かったこのタイミングで、Banksyは変化球を見せてくれました。 今までの様な直球勝負の作品とはひと味違い、本日の作品はHousing Works Thrift Shop（住所：157 E 23rd Street）という中古販売店の店内に登場しました。まずBanksyはこのペインティングをこの店で購入し、そこに手を加え、また店に戻すという荒技を見せてくれました。ナチスの制服を着た人物が、美しい自然の中に腰掛けるこの作品には、Banksyの哲学的で政治的な美学がちりばめられており、とても魅力的な作品に仕上がっています。 実はこのHousing Worksという中古販売店は、AIDS/HIV関連のチャリティーを行っていて、この作品の売り上げもどうやら寄付されるようです。 作品の購入はオークション形式となっています。開始価格は、74,000ドル。購入希望の方は、 こちら（オークションサイト） からお願い致します。

イギリス人ストリートアーティスト D*Face による最新ミューラルがラスベガスに誕生しました。今作は、 Life Is Beautiful Festival という非常に大きなイベントの一環で描かれた作品で、"I Gave Her My Heart And She Left Me For..."という言葉が非常に意味深な作品となっています。尚、今作は、ラスベガスの222 North 7th Streetでご覧頂く事が出来ます。 Final shots by Arianna for StreetArtNews

二日続けて、テキスト作品を描いてきた Banksy ですが、"Better Out Than In"プロジェクトの第２８作目は、皆さんお待ちかねのステンシル作品の登場です。 スプレー缶を持った、バーコードを描くこのロボット。バーコードの下の数字(13274125)が意味するものとは？ 塩基配列 ？この謎が解ける方は、是非コメント欄にメッセージを残してください。

Better Out Than Inプロジェクトの第２７作目となる文字が、 Banksyの手によってGreenpointのストリートに描かれました。 実はこの日、Banksyは他にも行動を起こしていました。その行動とは、New York Times紙へのコラムの投稿。この投稿は、採用されなかったようですが、そのコラムの内容を入手出来ましたので下の写真よりご確認下さい。

イギリスのスーパースターBanksyによる即興作品が、ニューヨークのSunset Parkで発見されました。"The Grumpier You Are, The More Assholes You Meet..."（いつもイライラしてると、多くのくそ野郎に出くわす事になるぜ！）と書かれたこのトラック。彼の詩は、いつも言葉は悪いが、的を射ていて非常に面白い！

Better Out Than Inプロジェクトの第２５作目は、 Banksy お得意のインスタレーション作品となっています。 彼の過去のキャンバス作品"Brace Yourself"とアイコンである"Grim Reaper"を元にしたであろうこの作品。昔は日本の遊園地にもあったあのバンパーカーに乗ったGrim Reaper。この作品の様子は、下の動画よりご確認下さい。 last three shots sent in by Joshua Geyer

一日の休憩の後、 Banksy が"Waiting In Vain"なる作品とともにニューヨークのストリートに戻ってきました。 今作が描かれた場所は、641 West 51st Stにあるクラブ（Larry Flynt's NY Hustler Club & Cigar Lounge）のシャッター。 ストリートに作品を残す事を目的としている今回のプロジェクト『Better Out Than In』ですが、この作品はクラブ関係者の手によって、既にクラブ内に収容されてしまいました。

かつて、グラフィティライター達は、己の存在意義をストリートに刻む為、更には自己の技術とセンスを磨く為に、グラフィティ・バトルを繰り返していました。そして今この日本でもそんな熱いシーンを継承するバトルの場が設けられています。その名を『Live Paint DOJO』。若手ペインターたちが4時間の制限内で1.8メートル×0.9メートルの画面に同時にライブペインティングをおこなうバトル形式を採るこの道場。そこで繰り広げられる熱い戦いは、柔道や剣道の様に、『道』を極めようとする者たちの稽古の場であり、己の魂を研ぎすませる為の鍛錬の場ともなっています。  『Live Paint DOJO 2013』 会場：ターナーギャラリー 日程：2013年11月17日(日・満月) ※イベント終了後、11月24日まで完成作品展示 時間：開場14:00／開始15:00／終了22:00 審査員：天明屋 尚 ／ KILLER-BONG ／DOPPEL ／ 綛野 匠美(kaikaikiki/GEISAI) ／ 亀井 篤(ターナー色彩株式会社)   詳細は、 Live Paint DOJOホームページ でご確認下さい。

Street Art News Japanのインタビュー企画第四弾！今回インタビューに答えてくれたのは、日本人アーティスト LOOTone ！ この才能溢れる日本人アーティストは、今年7月に自身2度目となる現代アート展『LOOTone New Works -ワルい冗談-』（ 参照 ）を開催したり、合同展示会『 DePART 』で圧巻のライブペインティング（ 参照 ）を披露したりと、20年に亘り多くのアートファンを魅了し続けています。 読者から寄せられた質問も盛り込んだアートファン必見のインタビューとなっているので、是非お読みください。 LOOToneデザインのiPhone5保護ステッカーの プレゼント当選者 は、 こちら で発表しております。 Street Art News Japan (以下 S ): まずは、ご自身の経歴を簡単に教えてください。 また、いつどのようにしてアートの世界に足を踏み入れたんですか？ LOOTone (以下 L ): グラフィティを独学でやりだして、いろいろなことを貪欲に吸収しながら、今現代アートに挑戦しています。電気関係のサラリーマンになり3年経った頃、「あ、これ、自分の人生じゃないなぁ・・・。」って気づいたんです。それで「自分が死ぬまで続けることが出来て、人生に悔いを残さないモノって・・・。」と、探しまわっていたときにグラフィティと出会いました。 S : LOOToneさんは、今年７月に『LOOTone New Works -ワルい冗談-』と題した現代アート展を開催しましたが、 ご自身のルーツであるストリートアートという枠を飛び越えて、なぜ現代アートという新たなジャンルに挑戦されたんですか？ L : 僕自身、ストリートアートを始めた最初の時点で、「死ぬまでアートに関わる」と心に決めてストリートアートの世界に飛び込んだので、年齢や社会の変化に伴い自然に現代アートに挑戦するようになりました。しかし挑戦するにあたって、なにをどうすればよいのか全くわかりませんでした。僕の場合、些細なことをきっかけに銀座の画廊を紹介され、現代アートの扉が急に開かれました。人との出会いって本当に大切ですね。 S : 2001年からアパレル・ブランド「DOARAT」の外部デザイナーとしても活動していらっしゃ

Banksyのホームページに現れたこの文字。これ以外に詳細な情報は、発表されていないので、キャンセルされた本当の理由は定かではありません。Banksyが発表するとこれさえもプロジェクトの一部の様な感じがするので不思議です。

"Better Out Than In"プロジェクトの第２２作目は、 Banksy作のスフィンクス！ ニューヨークに誕生した、３６分の１スケールのギザのスフィンクス。発泡スチロールとセメントで作られたこの作品は、この土地のオーナーの手によって、某ギャラリーに売却されたそうです！ 今作が制作された場所は、35th Avと127th St付近ですが、今はもうこの作品はそこのはありません！