Street Art News x DOLK インタビュー & 壁募集


今回、我々Street Art Newsのインタビューに答えてくれたアーティストはノルウェーが生んだスパースターDolk!
そして、日本並びに世界のストリートアートファンを魅了する作品を生み出し続けているDolkが年内に日本に来日する予定です!
Official site: www.dolk.no
Facebook: http://www.facebook.com/DolkStencils

【壁を提供いただける方募集】
そこで、Dolkの作品を愛しており、下記の条件を満たしている壁を提供できる方を募集させていただきます!
-1つ目は、主要都市である東京、名古屋、大阪近辺で壁を提供できる。
※例外として、良い壁(大きくて真っ白い壁)を提供できるのであれば少し遠方でも可。
-2つ目は、提供できる壁が外壁であり(内壁は不可)、最低、高さ2m以上であること。
以上の条件を満たしている壁を提供でき、Dolk並びに主催者の提示した約束事が守れるという方は下記のメール宛てにご一報いただけたら幸いです。
メールアドレス: info@gypsyeyestokyo.com

Dolkは、メディアに露出することがほとんどないため、このインタビューはたいへん貴重なものであることは間違いないでしょう!
インタビューは、今までベールに包まれていたDolkのアーティスト活動を始めたきっかけからプライベートなことまでストリートアートファンには堪らない内容となっています!
これは絶対に見逃せないインタビューだ!!


StreetArtNews(以下S):
まずは、ご自身の経歴を簡単に教えてください。
また、いつどのようにしてアーティスト活動を始めたんですか?

DOLK(以下D):
ノルウェー出身のステンシルアーティストです。オーストラリアのメルボルンで勉強をしていた2003年にストリートアートの世界に飛び込んだんだ。当時、メルボルンはステンシルアートがとても盛んで、僕の住んでいた近所にも多くのストリートアート作品が描かれていた。それで、僕もこの革命の一部になりたかったのでステンシルの技法を習得するや否やすぐにストリートで作品を描き始めたんだ。


S: 作品を制作する際に特に心がけていることを教えてください。

D: 公共の場に作品を残す場合、重要なのは多くの人々に興味を持ってもらう事だと思うんだ。だから作品制作の際は、人々の脳裏に焼き付く様な作品制作を心がけている。そしてそれらの作品を見た人々が独自にそれらを解釈して行く。ストリートでは作者が作品に持たせた意味なんて意味はなく、見た人々がどう感じるかが重要なんだと思う。だからストリートは面白いよね。

S: 作品を通して表現したいことは何ですか?

D: 深い魅力を持った強烈なイメージの作品を表現するように心がけてる。

S: 作品のイメージはどのようにして生まれるのですか?
また、どんな時にインスピレーションが湧きますか?

D: もし頭の中に面白いアイディアが浮かんだら、その為の写真を撮影し、それを作品に落とし込む、基本的にはそんな感じで作品制作が始まるけど、たまにインターネットで見つけた写真を参考にする時もあるよ。
僕の多くの作品はストリート文化とその文化を生活の拠点としている人々から多くの影響を受けてる。また映画や本からインスピレーションを受ける事もよくあるよ。

S: 作品を制作する際にコンピューターを使用しますか? 

D: うん、作品を制作をする時にはPhotoshopを使うよ。Photoshopなしでステシル作品は作れなかっただろうね。

S: ミューラルの制作工程を教えてもらえますか?

D: 通常大型のステンシル作品を作る場合はステンシルを分割して制作するんだ。例えば5メートルの高さの作品なら1メートルのステンシルを五枚という感じに。そうした方がペイントも速いし、作業もかなり楽なんで。でも基本的にその位大きな作品制作の場合は一人か二人手伝いが必要だけどね。あと、たまにステンシルではなくプロジェクターを使って作品を制作することもあるよ。このプロジェクターを用いた方法は、作品が完成までに膨大な時間を費やすことになるから、できる限りこの方法で作品を制作しないようにしてる。僕は、ストリートでの作業は短時間で完了させたいんだ。人が見ているところで作業するのも好きじゃないしね。

S: ご自身の作品に最も影響を与えている人物を教えてください。
また、最近のお気に入りのアーティストはいますか?

D: Banksyからは多大なインスピレーションを受けているよ。僕が作品を制作し始めた2003年頃は特にね。彼の作品は他のストリートアーティストの作品よりも何マイルも先に行っちゃっているよ。
最近で言えば、Escifの作品にすごく感銘を受けてる。彼の作品はまるで自分が夢の中にいるような感覚を持たせてくれるからね。不思議な世界観を持っていてなおかつ美しい作品。


S: 今までの作品の中で1番気に入っているものはなんですか?

D: 特に気に入っている作品というものはないだ。新作を完成させて10分も経てば、その作品に対しての興味をなくしてる。僕は、常に過去の作品よりベターなものを、さらなる高みを目指して作品を制作するようにしていているからね。完璧な作品なんて存在しないし、これからも完璧な作品が誕生することはない。そのいったことは作品を制作をするうえでじゃまになるからね。

S: 世間の人々のストリートアートに対する認知度にあなたの母国と他の国々とで違いを感じますか?

D: それは感じませんね。現在、世界中の多くの人々がストリートアートに興味を持っていると思いますよ。

S: アート以外に何か興味があることがあれば教えてください。

D: 映画と写真は大好きだよ。おっと、これはちょっと芸術に関係してたかな。。。そうだねぇ、スキーをするのは好きだよ。

S: 日本の文化、例えばアート、映画、アニメなどに興味はありますか?

D: 日本映画のゴジラは大好きだよ、本当に最高水準の映画。

S: 2012年の活動予定について教えてください?

D: 2012年は、新作並びにミューラルを多数制作しようと思ってる、日本も含めてね!日本へ行く準備がすべて整ったら、日本のいくつかの都市でミューラルを描こうと思っているんだ。東京に行くことをすごく楽しみにしてる。

S: 日本のストリートアートファンへ一言お願いします。

D: Dolkが君たちの街に行くぜ!

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