INOによる最新ミューラル“Hopeless”、イビサ島に誕生!



 『第8回 BLOOP Festival』への参加のためにイビサ島を訪問したビジュアルアーティストINO。このプロジェクトは、長い年月を掛け、イビサ島全域に壁画やインスタレーション作品を誕生させることによって、景観に変革をもたらすことを狙いとしています。あと少しで30作品に到達しようとしている同フェスティバルの今年のテーマは、『hope(希望)』。アーティスト達は、この"hope"というテーマを元にどのようなメッセージと個性を表現して行くのか?非常に楽しみです!

 このテーマを元に今回INOが描いたのは、お金のために祈りを捧げる少女。現代社会における、幸福とモノとの強いつながりに疑問を投げかける作品となっています。

 企業の生み出す宣伝広告に簡単に踊らされてしまう若年層。巨額の予算を投じて無責任に宣伝広告をあらゆる場所に配置する大企業。若年層が大企業の大人達の格好の標的とされている現代社会。

 そんな社会に疑問を持ちながらINOが今回描いた壁画のタイトルは、皮肉にも『HOPELESS(絶望)』。この先の未来は良くなって行くのか?この作品を見た人々が未来の事を真剣に考える事。そうすればきっと未来は良くなる!





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