Street Art News x Static スペシャルインタビュー
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STATICのジャパンツアーの詳細は下記のURLからご参照ください。 http://www.gallery-kawamatsu.com/static_oshirase.htm |
STATICのメンバーであるCraigとTomが今までベールに包まれていた自身の経歴、作品制作について、そして日本で開催する展覧会への想いなどをSAN Japanの読者のためだけに語ってくれました!
これは絶対に見逃せないインタビューだ!!
これは絶対に見逃せないインタビューだ!!
StreetArtNews (以下S):
まずは、ご自身の経歴を簡単に教えてください。
また、いつどのようにしてアーティスト活動を始めたんですか?
Craig (以下C):
シックス・フォーム・カレッジ(16歳で義務教育が修了するイギリスではここで大学進学準備をする)を終え、大学でアートの基礎クラスを共に学んだ後、Tomはエディンバラで3年間ファインアートコースを、僕はリバプールで3年間グラフィックコミュニケーションコースを専攻し、アートの知識の習得に励んだんだ。僕達がそれぞれ異なったスキルを得たことは、後々STATICとしてアーティスト活動を始め、作品制作するようになってから役に立ってくるんだけど、その前は、自分達がやりたいと思っていたことと全く関係のないことを1年間やってた。だから、自分達のスタジオを持てるチャンスが舞い込んだ時は、そのチャンスを逃すまいと飛びついたよ。
S: STATICのお二人にとって作品を制作するうえで特に大切にしていることはなんですか?
C: 僕達は、互いのアイディアやイメージを融合させ、視覚的に斬新かつ刺激的なものを生み出すことが好きなんだ。そんな僕達が作品を制作するうえで大切にしている事は、確固たるスタート地点を設定し、それを未知なる領域へと育てて行く事。それから、新たな参考資料と馴染みのあるものを融合して、見てくれる人々の心へと繋がって行く作品を制作する事も重要視している。僕達は、いつも自分達の作品を通じて、なにかしらのストーリーを伝えられたらと思ってる。だから、作品を見た人達が、僕達が様々な観点で作り出したイメージを色々な見方で解釈してくれる事はとても面白いし、興味深いよね!
S: アーティストとして一人で作業するのと二人で作業するのでは色々と違いがあると思うのですが、その辺りをお聞かせ願えますか?
C: 僕達はアートカレッジでも互いに意見交換しアイディアを共有していたので、二人組での作業と一人での作業の違いを話すのはちょっと難しいんだけど...STATICとして僕達が活動を開始して6年。作業場の変化とともに僕達の作業も少し変わってきたんだ。現在のスタジオはイースト・ロンドンにあって、ここは大型の作品を制作出来るだけの広さがあるから、とても重宝している。そして何より僕らの第三のメンバー『Millie the Beagle』(STATICの愛犬)も加わって、色々変わってきてるんだ!
S: 手作業とコンピューターでの作業、どちらがより快適ですか?そしてそれはなぜ?
C: 僕達の作品は基本的にスプレーとアクリル絵の具から作られたイメージ(素材)をレイヤーのように何層も積み重ねて制作されているんだ。作品によっては他の素材を使う事もあるけどね。だから自分たちの手で作品に触れ、スクリーンプリントやスプレーをしてる時が最高に幸せを感じられる。作業工程の中でイメージを描いたりする時にコンピューターを使う事は多々あるけど、ステンシルを切ったり、シルクスクリーンで刷ったりと作業の仕上はやっぱり手作業になるね!色を選び、プリントしたり、筆で塗ったりする時、何層もレイヤーを重ねると作品に微妙な質感が生まれる、そしてそれが不思議に馴染んで行く。そんな作品の表面の質感を見ていると、色々とどんどん試したくなってくるんだ。だから僕達は常に過去の自分たちの作品を参考にし、色々試行錯誤し、作品や自分たちを進化させて行ってるんだ!
S: あなた方のアートに影響を与えた人はいますか?最近好きなアーティストは誰ですか?
Tom: 一番好きなアーティストを決めるって言うのは難しいんだけど、刺激を受けたり、作品に良い影響を与えてくれるアーティストは何人かいるね!例えば、Connor Harrington、Ian Francis、 Eelus、そしてBluの新作はいつも楽しみにしてる。
まずは、ご自身の経歴を簡単に教えてください。
また、いつどのようにしてアーティスト活動を始めたんですか?
Craig (以下C):
シックス・フォーム・カレッジ(16歳で義務教育が修了するイギリスではここで大学進学準備をする)を終え、大学でアートの基礎クラスを共に学んだ後、Tomはエディンバラで3年間ファインアートコースを、僕はリバプールで3年間グラフィックコミュニケーションコースを専攻し、アートの知識の習得に励んだんだ。僕達がそれぞれ異なったスキルを得たことは、後々STATICとしてアーティスト活動を始め、作品制作するようになってから役に立ってくるんだけど、その前は、自分達がやりたいと思っていたことと全く関係のないことを1年間やってた。だから、自分達のスタジオを持てるチャンスが舞い込んだ時は、そのチャンスを逃すまいと飛びついたよ。
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C: 僕達は、互いのアイディアやイメージを融合させ、視覚的に斬新かつ刺激的なものを生み出すことが好きなんだ。そんな僕達が作品を制作するうえで大切にしている事は、確固たるスタート地点を設定し、それを未知なる領域へと育てて行く事。それから、新たな参考資料と馴染みのあるものを融合して、見てくれる人々の心へと繋がって行く作品を制作する事も重要視している。僕達は、いつも自分達の作品を通じて、なにかしらのストーリーを伝えられたらと思ってる。だから、作品を見た人達が、僕達が様々な観点で作り出したイメージを色々な見方で解釈してくれる事はとても面白いし、興味深いよね!
S: アーティストとして一人で作業するのと二人で作業するのでは色々と違いがあると思うのですが、その辺りをお聞かせ願えますか?
C: 僕達はアートカレッジでも互いに意見交換しアイディアを共有していたので、二人組での作業と一人での作業の違いを話すのはちょっと難しいんだけど...STATICとして僕達が活動を開始して6年。作業場の変化とともに僕達の作業も少し変わってきたんだ。現在のスタジオはイースト・ロンドンにあって、ここは大型の作品を制作出来るだけの広さがあるから、とても重宝している。そして何より僕らの第三のメンバー『Millie the Beagle』(STATICの愛犬)も加わって、色々変わってきてるんだ!
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ロンドン、ミラノで開催されたソロショーでお披露目された『Moments of Clarity』シリーズ作品 |
C: 僕達の作品は基本的にスプレーとアクリル絵の具から作られたイメージ(素材)をレイヤーのように何層も積み重ねて制作されているんだ。作品によっては他の素材を使う事もあるけどね。だから自分たちの手で作品に触れ、スクリーンプリントやスプレーをしてる時が最高に幸せを感じられる。作業工程の中でイメージを描いたりする時にコンピューターを使う事は多々あるけど、ステンシルを切ったり、シルクスクリーンで刷ったりと作業の仕上はやっぱり手作業になるね!色を選び、プリントしたり、筆で塗ったりする時、何層もレイヤーを重ねると作品に微妙な質感が生まれる、そしてそれが不思議に馴染んで行く。そんな作品の表面の質感を見ていると、色々とどんどん試したくなってくるんだ。だから僕達は常に過去の自分たちの作品を参考にし、色々試行錯誤し、作品や自分たちを進化させて行ってるんだ!
S: あなた方のアートに影響を与えた人はいますか?最近好きなアーティストは誰ですか?
Tom: 一番好きなアーティストを決めるって言うのは難しいんだけど、刺激を受けたり、作品に良い影響を与えてくれるアーティストは何人かいるね!例えば、Connor Harrington、Ian Francis、 Eelus、そしてBluの新作はいつも楽しみにしてる。
C: 僕はグラフィック・デザイン的な表現が好きなので、Faileの表現する強烈なビジュアルランゲージ(視覚言語)にはいつも感銘を受けるよ。誰が見てもFaileだって分かるあの特徴的なイメージがいいね!あとは人々が自己表現やストーリーを表現するのにアートを長い間使ってきたって事も素晴らしいと思う。だからショーや展覧会の情報を聞くと、様々なジャンルのアーティストの作品を見に行き、作品が完成するまでの行程を自分なりに分析し、解釈してみたりもするんだ。油絵、スクリーンプリント、彫刻、写真、木炭画、、、すべての作品が独特で、僕にとっては新発見が沢山ある。そしてそれらに影響を受け、僕達の新作にも良い影響を与えてくれる。すべてのジャンルのアートが僕達の作品の源になってるんだ!
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『Little Vandals』シリーズの全貌がついにベールを脱ぐ! |
また、何か特別な催しなどを計画していたら教えてください。
C: 僕たちにとってギャラリーかわまつで開催する2回目のソロショーとなる『The Conquest-占領』では、『Moments of Clarity』シリーズのミニバージョン作品の展示に加えて、『Little Vandals』シリーズの序章となる4種類のプリント作品もリリースされる予定なんだ。その中の1作品は、ギャラリーかわまつ、浜崎健立現代美術館、そしてオリエンタルデザインギャラリーから日本独占販売されるんだけど、僕たちがそのプリント購入者のためだけにステンシルを使ってデザインを描き加えるんだ。このスペシャルな催しは、東京ではオープニングレセプションと公開ウォールペインティングが行われる9月7日と8日に、広島では来廊する9月10日と11日に、大阪ではレセプションが行われる9月15日に開催される予定。『Luxury Vandals』シリーズの続編とも言える『Little Vandals』シリーズには更に新鮮な題材を用意しているんだけど、その題材が独自の世界の中でどんな行動を起こし、そこから何を学ぶのか?その辺りを楽しみにしていてもらいたい!その他にもペーパー、段ボール、アルミにプリントを施した作品などもお披露目する予定なんだ。あとは、2週間に亘って東京、大阪、広島の様々な場所に新作ステンシル作品をペイントすることになってる。
S: 最後にSTATIC作品を愛する日本のファンへメッセージをいただけますか?
C: 僕達のことをいつも応援してくれてありがとうございます。新作アート作品を9月にお披露目できることや日本の友人と再び素晴らしい時間を過ごせることなど、本当に楽しみにしていることがたくさんあって日本を訪問するのが待ち遠しいよ!『Little Vandals』シリーズは、人間の探求をテーマにした作品。僕達は、何歳であろうがどんな仕事をしてようが関係なく、全ての人達が『Little Vandals』の精神を持っていると思ってる。みんなの奥底に眠っているなにかしらの輝きを再び探求したいという気持ちを『Little Vandals』作品を通じて呼び起す切っ掛けになってくれればとも考えてる。だから、多くの人達が僕達の展示会に足を運んでくれればいいなと思ってるんだ!そして、この日本ツアーが、僕達にとって一生忘れることのできないものとなるよう願っているよ!
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