Street Art News X 百樂(Hykrx) インタビュー Part II
今回は、百樂(Hykrx)インタビュー Part I(過去記事)に引き続きPart IIをお届けします!
百樂さんはアーティストとして長いキャリアをお持ちですが、
アーティスト活動を長く続けていくうえで、絶対に不可欠なものはなんだと思いますか?
百樂(Hykrx)(以下H):
絶対的な行動力と愛と憤り。
明日では無く今日であり、自由と言う口よりも行動。
愛はかなり大切です、1000の穴切り抜くも900で終えるも自分、深く考えるも浅くも自分。
DestroyのSculptureの2作品で伝えましたが、足すのも愛ですが引く愛も大切です。
S: アーティスト活動を行ううえで何か悩みがあれば教えてください?
H: 世間離れ。
お寺のお坊さんではないですが毎日朝から晩まで表現に対する行動をしているといろんなモノが消えて、
表現に必要なモノしか残りません、研ぎ澄まさると言えば聞こえはいいですが世間から離れて行きます。
先程の絶対的な行動力の様に表現が絶対優先な歩き方ですので、人としてはどうかとも思います。
しかしここまで詰めないと見えにくい世界である事も事実です。
S: 今までの作品の中で一番気に入っている作品はなんですか?
H: 全て最高であり最悪。
S: 作品を制作していて、やっぱり自分は日本人のアイデンティティを持っているんだと感じる時はありますか?
H: 今の時代無いと思います。
S: 海外には多くのストリートアーティストがいますが、日本人アーティスト百樂として
これは日本人の自分にしか表現できないだろうと感じている要素があれば教えてください。
H: これから作品で表現していきます。
S: 百樂さんは2005年からステンシルを使って作品を制作し始めたようですが、
その当時の作品と現在の作品で大きく変化した点があれば教えてください。
H: ステンシルの陰影だけの表現から幅が広がりました。
S: ステンシルだけでなくシルクスクリーンの技法を使った作品も最近発表されましたが、
何か切っ掛けがあったんですか?
H: シルク刷る=大量生産、、、じゃなくてもいいんじゃないと思って、
去年も30枚程刷って厳選した1枚出しました。
人(業者)の手を借りると微妙な自分の思ってる雰囲気が出ないんですよ。
去年、露光から全て学んだので自分で全工程します。
自分でしないと気が済まないだけなんです。
S: 最近はアート作品だけでなくアパレルなども制作されていますが、
それには何か理由があるんですか?
H: 元々、自分だけで作って着てたんですよ。
欲しい人にも届けばと思い作ってます。
S: 定期的にクラブでライブペインティングを行っているようですが、
ライブペインティングの面白さや難しさがあれば教えてください。
また、ライブペインティングを通じて、新たに習得することができたスキルなどがあればお教えてください。
H: 面白さは綺麗に完成しない事。
これは野外、街ならではの表現であり、スプレーなので瞬間に決まってしまいます。
難しいのは日本独特の湿気、乾燥。
ライブペイントと呼ばれるモノに対して瞬間で見せたいので気候は難アリでした。
今はおかげで勉強出来て対応出来る様になりました。
S: 先日、大阪で展示会を開催しましたが、どのような経緯で行うことになったんですか?
また、実際に展示会を開催されてみての感想を聞かせてください?
H: 浜崎健立現代美術館からmudobで私ですね。
自分で表現して作って、見てくれ、来てくれは最強のエゴだと思うので、申し訳ない気持ちが溢れてました。
未だに沢山来場して頂いた事が信じられません。本当にありがとうございました。
かなり遠方からも来場して頂き、この貰った気持ちは作品を表現し返します。
S: 制作以外の時間はどのように過ごしていますか?
H: 野良猫と話してます。
いつも家に来る猫がいてまして、飼ってあげようとは思うのですが、
安定=首輪、不安=野良と人間のエゴの様な気もして、家に入りたがらないですし。
毎日安眠は出来ないし、ご飯も食べれないかもしれない、死ぬまでこの繰り返し、シンプルです。
色々教えて貰います。
S: 作品制作にいきづまったりした時のストレス発散方法はなんですか?
H: 行き詰まりは感じた方がいいので、そのまま気持ち追い込みます。
ストレス発散は創作。
S: 今後の活動予定について教えてください?
H: 福島の美容室さんと復興Tシャツを作ってます。(参照)
来月は自分達のイベントGRGR7のフライヤーとTシャツも作る、、、かな。
ホルモン屋の兄弟と企んでたり、レコード屋と企んでたり、静岡に行くかも、
漆喰と唐草を学んでたり、全て私も相手も全力な気持ちからの表現なので大切です。
キャンバスもそろそろと思っていますが、まだゴール見えてませんので。
S: 最後に百樂さんの作品を愛するファンへ一言お願いします。
H: いつもありがとうございます。
最近、一生表現して終わってもいいなと思い感じる今日このごろ。
まだまだ感覚も表現も研ぎ澄まさないといけない私ですが宜しくです。
【百樂(Hykrx)】
百樂(Hykrx)のインタビュー楽しんでいただけたでしょうか?
また、時期をみてインタビュー企画、第三弾も行おうと考えております。お楽しみに!
インタビューは、ソロショー、ライブペインティング、さらにはプライベートについてとたいへん興味深い内容となっております!
StreetArtNews(以下S): 百樂さんはアーティストとして長いキャリアをお持ちですが、
アーティスト活動を長く続けていくうえで、絶対に不可欠なものはなんだと思いますか?
百樂(Hykrx)(以下H):
絶対的な行動力と愛と憤り。
明日では無く今日であり、自由と言う口よりも行動。
愛はかなり大切です、1000の穴切り抜くも900で終えるも自分、深く考えるも浅くも自分。
DestroyのSculptureの2作品で伝えましたが、足すのも愛ですが引く愛も大切です。
S: アーティスト活動を行ううえで何か悩みがあれば教えてください?
H: 世間離れ。
お寺のお坊さんではないですが毎日朝から晩まで表現に対する行動をしているといろんなモノが消えて、
表現に必要なモノしか残りません、研ぎ澄まさると言えば聞こえはいいですが世間から離れて行きます。
先程の絶対的な行動力の様に表現が絶対優先な歩き方ですので、人としてはどうかとも思います。
しかしここまで詰めないと見えにくい世界である事も事実です。
S: 今までの作品の中で一番気に入っている作品はなんですか?
H: 全て最高であり最悪。
H: 今の時代無いと思います。
S: 海外には多くのストリートアーティストがいますが、日本人アーティスト百樂として
これは日本人の自分にしか表現できないだろうと感じている要素があれば教えてください。
H: これから作品で表現していきます。
S: 百樂さんは2005年からステンシルを使って作品を制作し始めたようですが、
その当時の作品と現在の作品で大きく変化した点があれば教えてください。
H: ステンシルの陰影だけの表現から幅が広がりました。
S: ステンシルだけでなくシルクスクリーンの技法を使った作品も最近発表されましたが、
何か切っ掛けがあったんですか?
H: シルク刷る=大量生産、、、じゃなくてもいいんじゃないと思って、
去年も30枚程刷って厳選した1枚出しました。
人(業者)の手を借りると微妙な自分の思ってる雰囲気が出ないんですよ。
去年、露光から全て学んだので自分で全工程します。
自分でしないと気が済まないだけなんです。
S: 最近はアート作品だけでなくアパレルなども制作されていますが、
それには何か理由があるんですか?
H: 元々、自分だけで作って着てたんですよ。
欲しい人にも届けばと思い作ってます。
S: 定期的にクラブでライブペインティングを行っているようですが、
ライブペインティングの面白さや難しさがあれば教えてください。
また、ライブペインティングを通じて、新たに習得することができたスキルなどがあればお教えてください。
H: 面白さは綺麗に完成しない事。
これは野外、街ならではの表現であり、スプレーなので瞬間に決まってしまいます。
難しいのは日本独特の湿気、乾燥。
ライブペイントと呼ばれるモノに対して瞬間で見せたいので気候は難アリでした。
今はおかげで勉強出来て対応出来る様になりました。
S: 先日、大阪で展示会を開催しましたが、どのような経緯で行うことになったんですか?
また、実際に展示会を開催されてみての感想を聞かせてください?
H: 浜崎健立現代美術館からmudobで私ですね。
自分で表現して作って、見てくれ、来てくれは最強のエゴだと思うので、申し訳ない気持ちが溢れてました。
未だに沢山来場して頂いた事が信じられません。本当にありがとうございました。
かなり遠方からも来場して頂き、この貰った気持ちは作品を表現し返します。
S: 制作以外の時間はどのように過ごしていますか?
H: 野良猫と話してます。
いつも家に来る猫がいてまして、飼ってあげようとは思うのですが、
安定=首輪、不安=野良と人間のエゴの様な気もして、家に入りたがらないですし。
毎日安眠は出来ないし、ご飯も食べれないかもしれない、死ぬまでこの繰り返し、シンプルです。
色々教えて貰います。
S: 作品制作にいきづまったりした時のストレス発散方法はなんですか?
H: 行き詰まりは感じた方がいいので、そのまま気持ち追い込みます。
ストレス発散は創作。
H: 福島の美容室さんと復興Tシャツを作ってます。(参照)
来月は自分達のイベントGRGR7のフライヤーとTシャツも作る、、、かな。
ホルモン屋の兄弟と企んでたり、レコード屋と企んでたり、静岡に行くかも、
漆喰と唐草を学んでたり、全て私も相手も全力な気持ちからの表現なので大切です。
キャンバスもそろそろと思っていますが、まだゴール見えてませんので。
S: 最後に百樂さんの作品を愛するファンへ一言お願いします。
H: いつもありがとうございます。
最近、一生表現して終わってもいいなと思い感じる今日このごろ。
まだまだ感覚も表現も研ぎ澄まさないといけない私ですが宜しくです。
![](http://4.bp.blogspot.com/-B-O11mHUNvU/T3gOKrbQrPI/AAAAAAAAAc4/wGG0mZg8hrg/s200/hrl.jpg)
祖父、父親が共に日本画家という芸術一家に育ち、創作活動の礎を築く。90年代初頭からアート製作を開始し、2000年頃からストリートでの活動を始める。2005年頃よりステンシルの作品製作を開始。素晴しいカッティング技術を披露、多くのアートファンに支持されている。百樂は過去、ステンシルの型紙を全てハンドカットし、一度作品を製作すると全て破棄していたが、現在は多くのリクエストに応えるため、フレキシブルにエディション作品も制作する。彼の作品には常に確かなメッセージが存在し、逆にメッセージが存在しない作品は製作しないというほどである。
百樂(Hykrx)のインタビュー楽しんでいただけたでしょうか?
また、時期をみてインタビュー企画、第三弾も行おうと考えております。お楽しみに!
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