ストリートアート好きに捧げる【イタリア、ミラノ散策ガイド】
イタリア北部最大の都市ミラノ。その街には、ストリートアート通の心に響く風景が至る所に存在している。そこではイタリア人アーティストの作品だけでなく、世界各国から集結したストリートアーティスト達の作品を目の当たりにする事が出来る。もしミラノを訪れる事があれば、こちらの散策ガイドを参考に街に繰り出して頂きたい。
ミラノ、ストリートアート散策の拠点として我々がお勧めするのは、空港近くのホテル「Moxy Hotel」。
では、ここからしばしの間、ミラノ散策に出かけてみましょう。まずミラノの街に繰り出すと、白黒のラインが美しいストリート作品を頻繁に目にします。それらの作品を生み出しているアーティストの名は、2501!そんなアーティストの作品でまずご覧頂きたいのは、彼が、Pixel Pancho、 Martina Merlini、Moneyless、そして GGTと共に生み出したコラボ作品!その作品のある場所の住所は、 the Fondazione Bertini on Via Luigi Caroli, 12。 そしてその後は、Via Emilio Gola付近を散策して頂ければ、至る所で2501のソロ作品をご覧頂けます。
更にミラノ散策で欠かせないのが、「マンホール・プロジェクト」。Davide Giannellaの企画のもと、世界各国から集結した、5人のアーティスト達が、20カ所のマンホールのふたをデザインしたこのプロジェクト。ミラノの中でも特にファッションの中心地であるモンテナポレオーネ通り(Via Montenapoleone)のマンホールのフタに目を向けるとそこには皆さんご存知のアーティスト達の作品が刻まれています。The London Police、Shepard Fairey(OBEY) 、Space Invader、Rendo、Flying Fortress。有名アーティスト達のデザインしたマンホール作品。面白いと思いませんか?
そして、次に訪れて頂きたい場所は、街の中心部より少し北よりの「Bovisa」という地区。古い工場や工業施設、そして鉄道というストリートアートには欠かせない要素が凝縮されたこの地区。そこでまず目を引くのが、オーストラリア人アーティストJames Rekaの作品(住所:Via Degli Imbriani 54)。更に、2501、Nemoといった地元アーティスト達の作品も見る事が出来るので、この地区は本当におすすめです。
イタリア・ストリートアート界の生きる伝説、Bluの作品が好きな方は、Via ConchettaやVia Predilを訪れてみて下さい。写真で見るのとはひと味違うBluの魅力に触れられる事でしょう!
ミラノの街を散策していると、車の進入を防ぐコンクリートの固まりを目にする事があります。そこに描かれた"Panettoni"というPaoの作品もまた可愛らしくて面白いと思います。
Pao、 Nais、 Orticanoodles、IvanによってVia Procacciniという地区に描かれた南アフリカの故ネルソン・マンデラ氏に捧げる作品もとても興味深いので是非ご覧頂きたい。
旅行の際、天気が優れない事もあると思うので、ミラノに点在するギャラリーの情報も少し掲載しておきます。まずは、Antonio Colombo Arte Contemporanea Gallery(住所:Via Solferino 44)。そして宿泊先としておすすめしたMoxy Hotelにもアート作品が展示されているので、そちらも合わせてご覧頂きたい。
The Don Gallery(住所:Via Cola Montano 15)もストリートアーティスト達の作品を多く扱っているので、是非足を運んでいただきたいギャラリーのひとつです。
Galleria Patricia Armocida(住所:Via Lattanzio 77)では、皆さんご存知のOs Gemeos、Blu、Ericailcane、Parra、Todd James、Jim Houser、Steve Powers、Swoonといった超有名ストリートアーティスト達の作品が過去に展示された事があるのでタイミングが良ければ素晴らしい作品をご覧頂けると思います。
Avantgarden Gallery(住所:Via Cadolini 29)での過去のラインナップは、Antony Lister、Kofie、Moneyless、Interesni Kazki、L'Atlas、2501とこちらも有名アーティストばかり。更にこのギャラリーの近くではAnthony Listerのストリート作品もご覧頂けるのでおすすめです。
ミラノ訪問の際は、新しくなったMoxy Hotel(Marriott Rewardsプログラムの一部)を拠点に是非ストリートアート散策に出かけて頂きたい。こちらの散策ガイドは、引き続きロンドン編、ニューヨーク編、東京編も予定しているのでお楽しみに!
コメント
コメントを投稿