Street Art Films 『BOXI編』

Street Art Newsがお薦めのストリートアート関連のビデオを紹介する企画、『Street Art Films』の第五弾のアーティストはドイツのベルリン拠点のアーティストBOXI!
BOXIはベルリンのGalerie Sherin Najjarにて現在開催中のグループショー"INTERSECTIONS ON PAPER"に参加しています。
ショーは４月２８日まで開催予定なので、ベルリンを訪問予定の方は是非足を運んでみては！

1本目はBOXIによって描かれたPotsdamer Platzの100年間に渡って変わりゆく風景を見ることができます。最後は現在のPotsdamer Platzの風景を見下ろす『散歩者』がステンシルスプレーペイントによって描かれ、終焉を迎えます。
"WONDERER - POTSDAMER PLATZ"と題された作品は、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒが1818年に発表した『霧の海を見おろす散歩者』に触発され、BOXIが誕生させたものです。

2本目はBOXIの圧巻のミューラル"GOOD MORNING MR NICHOLSON"が、ペイントローラーを使って消されてしまう様子を逆再生した非常にクレーバーなビデオです。
逆再生しているため、２人の男性がペイントローラーを動かすたびに少しずつミューラルの全貌が明らかになってきます。
このミューラルは、６枚のレイヤーを用いてのステンシルスプレーペイントとアクリルハンドペイントによって描かれた作品です。

３本目はミューラル"TO DIE FOR"の制作過程を見ることができます。"TO DIE FOR"は、最も無法で保守的な場所の一つであるタリバンで駆け落ちをしようとした若いカップルが公然と銃によって射殺された悲しい事件を元に描かれたものです。
このミューラルは、BOXIが１１枚のレイヤーを駆使して完成させた渾身の一作です。

BOXIがSANの読者のために送ってくれた写真とともに斬新なアイディアが散りばめられた３本のビデオをお楽しみください！！