Japanese Banksyと評されるAITO、ロンドン・ソロショー&独占インタビュー!
AITOまたの名をAito Kitazakiによるソロショー"MUGENZIKKOU"が、1月16日(木)からロンドンはノッティングヒルにあるGraffik Galleryで開催されました!
この日本人ストリートアーティストは、数年前からステンシルを駆使し、ロンドンのストリートに多くの作品を残してきました。また、AITOは一部からJapanese Banksyと評されており、彼のソロショーには著名な英国人ストリートアーティストStikも訪れました。
そんな今最も注目すべきアーティストの一人であるAITOが、我々Street Art News Japanの独占インタビューに答えてくれました!AITOのストリートアートへの熱い思いがひしひしと伝わってくるインタビューとなっているので、是非お読みください。
この日本人ストリートアーティストは、数年前からステンシルを駆使し、ロンドンのストリートに多くの作品を残してきました。また、AITOは一部からJapanese Banksyと評されており、彼のソロショーには著名な英国人ストリートアーティストStikも訪れました。
そんな今最も注目すべきアーティストの一人であるAITOが、我々Street Art News Japanの独占インタビューに答えてくれました!AITOのストリートアートへの熱い思いがひしひしと伝わってくるインタビューとなっているので、是非お読みください。
Street Art News Japan(以下S):
まずは、ご自身の経歴を簡単に教えてください。
また、いつどのようにしてストリートアートの世界に足を踏み入れたんですか?
AITO(以下A):
日本で自分が19歳の時に初めてストリートで絵を描きました。夜中原宿に行っていくつか絵を残しましたが、すぐに警察に見つかってしまい捕まってしまいました。それが初落書き初御用の経験です。それからも結局ストリートアーティストになる夢は諦めきれず、色々考えた結果自分が影響を受けたストリートアートの聖地イギリスに行こうと決意して2012年にイギリスに来ました。それからロンドンのストリートで1年以上絵を描き続けた結果、今お世話になっているGraffik Galleryと出会いました。そのギャラリーのグループショーに参加させてもらったり、絵を販売させてもらったりして、今年の1月にようやく人生初の個展をやらさせていただくことができました。自分がストリートアーティストを志したきっかけは、本屋でたまたまBanksyの作品集を見つけて、それを見た瞬間すぐに俺もやりたい!!と思ったのがきっかけです。
S: ソロショー"MUGENZIKKOU"を開催することになった経緯をお教えいただけますか?
A: 去年のはじめから絶対にロンドンで個展をやると心に決めていたので、そのためにストリートで絵を描きながら作品をためていました。そして去年の終わりにギャラリーのスタッフに自分の作りためていた作品を見せて直談判をした結果、今回の個展を開く事が出来ました。
S: 今回のソロショーを開催するにあたり、どのようなテーマのもと作品を制作したのかお教えていただけますか?
A: 作品を通して全体的に統一したテーマはないのですが、今回の個展のタイトルが"MUGENZIKKOU"というタイトルで、これは自分が作った四字熟語"無言実行"をローマ字にしたものです。これの意味は一言もしゃべらずとにかく行動で全部示してやるという意味で自分の人生のモットーにもなっています。日本にいた頃、自分がストリートアーティストとして有名になると言っても、口を揃えてそんなの不可能だと誰もが言っていました。でも自分は絶対に有名になれると信じてここまでやってきて、結果的にロンドンの壁に自分の絵を残すこともできたし、ニューヨークにも絵を出展したし、今回の個展も開く事が出来た。これは全部自分が"無言実行"をやり続けた結果だと思っています。なので今回の個展は自分が本物のストリートアーティストになったことを証明するというのが大きなテーマになっています。
S: "MUGENZIKKOU"の会場を訪れたイギリスのアートファンの反応はどうでしたか?
A: 予想していた以上にたくさんの人が来てくれたことにはとても驚きました。中でも一番驚いたのは、ある方が「君がストリートで描いている時からずっと君の絵を撮り続けていたんだ」と言ってたくさんの写真を見せてもらったときにはすごい感動しました。
S: 会場には、英国人ストリートアーティストStikも訪れたようですが、彼とはどんな話をされたんですか?
A: とにかくStikは日本が大好きで日本の文化の話もしたし、一緒にランチで寿司も食べました。一番印象に残っている話は、自分がオープニングパーティーのときに志村けんのアイーンのポーズで写真を撮っていただいたのですが、その写真をStikが見て 「このポーズは日本で有名なコメディアンのやつだよね?!」とアイーンを知っていたのがすごいサプライズでしたね(笑)もちろんまじめなストリートアートについての話もたくさんしましたし、とても陽気ですばらしい方でした。
S: 絵の描き方は独学で学ばれたんですか?
A: 全部独学です。最初はとにかく自分のかっこいいと思うアーティストの作品や制作風景などの写真を見て、それを見よう見まねでやってみるという感じだったと思います。今でもわからないこと知りたい事があったら写真や動画を見て研究しまくります。
S: 簡単に作品の制作方法を教えてください。
A: ストリートで絵を描く場合、まずは頭で今言いたいこと伝えたい事を考える。それをビジュアルに変換して手描きで絵を描く。その絵を等身大に引き延ばして型紙を作る。切り抜く。その型紙を利用してスプレーで壁に絵を描く。
S: 作品を制作する上で最も大切にしていることはなんですか?
A: 人の心も、世界も全部動かすような強い力を持った作品を作る事を常に目指してやっているので、そのためにまず作品に強い説得力を持たせることを一番大事にしています。
S: 作品のイメージはどのようにして生まれるのですか?
また、どんな時にインスピレーションが湧きますか?
A: 言葉で表現しにくいのですが、おそらく自分の人生で経験した事見た事が今の作品のイメージに繋がっていると思います。なので外からアイデアを得るというより、自分の中からイメージを引きづり出す感覚に近いです。また直感や感覚は理論を余裕で越えると思っているので、考えすぎずにリラックスしているときが一番良いアイデアが生まれる気がします。
S: 自分の為に描く、人の為に描く、現時点では誰の為に絵を描いていますか?
A: 間違いなく自分のために描いています。もちろん今後も。なぜなら自分は究極のエゴイストだし、自分が作品を作る事によって自分自身が人間として常に成長できるからです。要するに、自分が作品を通してルールに縛られるな!と表現すれば自分は絶対に今後もルールに縛られてはいけないからです。自分が言ったからにはやらないと、というスタンスでやっています。
S: ストリートに描く時と、キャンバスに描く時では、心掛けている事に違いはありますか?
A: 丁寧にきれいに描くという概念は自分のやりたい事に全く持って意味をなさないのでキャンバスに絵を描く行為は大嫌いです。逆にストリートではそんな細かい事は気にせずその場所に人間を召還するつもりで描いています。絵ではなくその場に誰かがいる。そういった感覚を感じさせる事を大事にしています。
S: イギリスに住むことで作品制作に良い影響を及ぼしている点はありますか?
A: 人間は大きく場所を変えなければ見えない世界がたくさんあると思います。例えば、イギリスは日本と違ってとてもたくさんの人種が住んでいて、その人種によってライフスタイルも違うし考え方や価値観も違う。そういった環境に身を置く事によって視野も広がるし、逆に日本人がどういった人間なのかということを改めて見つめ直す事もできます。このような新しい視点はイギリスに来なければ手に入らなかったと思うし、今後世界で通用する作品を作っていく上でとても重要なポイントになっていると思います。
S: イギリスと日本のストリートアートシーンで異なる点がありましたら教えてください。
また、日本のストリートアートシーンについてどのような印象を持たれていますか?
A: 正直言うと日本のストリートアートについてはよくわからないのですが、イギリスのアーティストを見ていて思った事は、アーティスト一人一人が自分の個性をちゃんと理解しているし、自分のスタイルに強い自信をもっているので、そこが一番尊敬できる部分だと感じました。また、イギリスのほとんどの人がストリートアートを愛していますし、作品にちゃんと価値を見いだそうと努力をしているところがイギリスのストリートアートのレベルが高い要素だと感じました。
S: 作品制作でなくてはならない特別な道具があれば教えてください。
A: 今の所スプレー、カッター、紙、型紙をレイヤー分けする為にmacを使っていますが、特にこだわりはありません。
S: AITOさんの作品は、日本の漫画の要素も織り交ぜられているように感じているのですが、このことは意識的にやられていることでしょうか?
A: 多分それは無意識だと思いますが日本人としてそういう要素が入ったのは必然だと思います。
S: 今まで制作されてきた作品の中で1番気に入っているものはなんですか?
また、その理由も教えてください。
A: 1番を決めるのはなかなか難しいですがしいて言えば"Lost myself"(下記の写真参照)という作品だと思います。理由は、自分の中で説得力とビジュアルのレベルがかなり高く表現できた作品だし、心からかっこいいと思える作品に仕上がったからです。
S: "MUGENZIKKOU"の開催に伴い、3作品がシルクスクリーンプリントとして発売されましたが、これらの作品にはなにか特別な思い入れがあったんですか?※AITOのプリント作品は、こちらから購入可能です。
A: この3作品がAITOの代表作だろうと自分も周りの人達も思っていたのでこの3作品を選びました。
S: Japanese Banksyと呼ばれることに関してご自身はどのように感じていらっしゃいますか?
A: もともとBanksyに憧れてずっとやっていましたし今もたくさんの影響を受けているので、正直うれしいです。今後自分がBanksyのパクリで終わるのか、AITOとして存在を確立できるのかとても見所だと思います(笑)
S: ご自身の作品に最も影響を与えている人物を教えてください。
また、最近のお気に入りのアーティストはいますか?
A: もちろんBanksyが一番自分に影響を与えていると思います。正直今の所お気に入りはいないです。
S: 具体的に、Banksyの魅力ってどんなところにあると思いますか?
A: 自分が一番魅力に感じる所は、Banksyは誰よりも自由に動いてるし誰よりも正しい事を言っている所です。普通の人間が普通に生きているだけでは絶対に見えない部分がBanksyには常に見えている気がします。きっとBanksyが広告を作れば彼の本当の実力がわかると思います。
S: アート以外に興味があることがあればを教えてください。
A: 今の所とくにないですが、しいて言えば漫画のONE PIECEは大好きです!!
S: AITOさんは、10年後ご自身がどんなアーティストになってると思いますか?
A: 正直言うと自分は30歳で死ぬと思って今を生きているので10年後の事は考えていないです。
S: 2014年の活動予定について教えてください?
A: 2014年内には今回ロンドンで行った個展"MUGENZIKKOU"を必ず日本でやろうと思っています。また世界各地でのショーにも参加する予定です。とりあえずは日本のストリートに今度は本物のストリートアーティストとして絵を描きまくりたいと思っています!
S: 日本のストリートアートファンへ一言お願いします。
A: とりあえず今年中に日本一のストリートアーティストになります。
【AITO】
2009年頃からストリートアート活動を開始。2012年よりストリートアート修行のために渡英。その後数年間、ロンドンのストリートに多数の作品を残し、ストリートアーティストとしての実績を積む。2013年には、Graffik Gallery(ロンドン)やBottleneck Gallery(ニューヨーク)で開催されたグループショーに作品を出展。2014年1月、自身初となるソロショー "MUGENGIKKOU"を開催し、高い評価を受け、一部のアート関係者からJapanese Banksyと評される。今年4月から東京に拠点を移し、アーティスト活動を開始する予定。座右の銘は、「無言実行」。
Facebook: https://www.facebook.com/pages/AITO/635068836523287
Graffik Gallery: http://graffikgallery.com/
まずは、ご自身の経歴を簡単に教えてください。
また、いつどのようにしてストリートアートの世界に足を踏み入れたんですか?
AITO(以下A):
日本で自分が19歳の時に初めてストリートで絵を描きました。夜中原宿に行っていくつか絵を残しましたが、すぐに警察に見つかってしまい捕まってしまいました。それが初落書き初御用の経験です。それからも結局ストリートアーティストになる夢は諦めきれず、色々考えた結果自分が影響を受けたストリートアートの聖地イギリスに行こうと決意して2012年にイギリスに来ました。それからロンドンのストリートで1年以上絵を描き続けた結果、今お世話になっているGraffik Galleryと出会いました。そのギャラリーのグループショーに参加させてもらったり、絵を販売させてもらったりして、今年の1月にようやく人生初の個展をやらさせていただくことができました。自分がストリートアーティストを志したきっかけは、本屋でたまたまBanksyの作品集を見つけて、それを見た瞬間すぐに俺もやりたい!!と思ったのがきっかけです。
S: ソロショー"MUGENZIKKOU"を開催することになった経緯をお教えいただけますか?
A: 去年のはじめから絶対にロンドンで個展をやると心に決めていたので、そのためにストリートで絵を描きながら作品をためていました。そして去年の終わりにギャラリーのスタッフに自分の作りためていた作品を見せて直談判をした結果、今回の個展を開く事が出来ました。
S: 今回のソロショーを開催するにあたり、どのようなテーマのもと作品を制作したのかお教えていただけますか?
A: 作品を通して全体的に統一したテーマはないのですが、今回の個展のタイトルが"MUGENZIKKOU"というタイトルで、これは自分が作った四字熟語"無言実行"をローマ字にしたものです。これの意味は一言もしゃべらずとにかく行動で全部示してやるという意味で自分の人生のモットーにもなっています。日本にいた頃、自分がストリートアーティストとして有名になると言っても、口を揃えてそんなの不可能だと誰もが言っていました。でも自分は絶対に有名になれると信じてここまでやってきて、結果的にロンドンの壁に自分の絵を残すこともできたし、ニューヨークにも絵を出展したし、今回の個展も開く事が出来た。これは全部自分が"無言実行"をやり続けた結果だと思っています。なので今回の個展は自分が本物のストリートアーティストになったことを証明するというのが大きなテーマになっています。
S: "MUGENZIKKOU"の会場を訪れたイギリスのアートファンの反応はどうでしたか?
A: 予想していた以上にたくさんの人が来てくれたことにはとても驚きました。中でも一番驚いたのは、ある方が「君がストリートで描いている時からずっと君の絵を撮り続けていたんだ」と言ってたくさんの写真を見せてもらったときにはすごい感動しました。
A: とにかくStikは日本が大好きで日本の文化の話もしたし、一緒にランチで寿司も食べました。一番印象に残っている話は、自分がオープニングパーティーのときに志村けんのアイーンのポーズで写真を撮っていただいたのですが、その写真をStikが見て 「このポーズは日本で有名なコメディアンのやつだよね?!」とアイーンを知っていたのがすごいサプライズでしたね(笑)もちろんまじめなストリートアートについての話もたくさんしましたし、とても陽気ですばらしい方でした。
S: 絵の描き方は独学で学ばれたんですか?
A: 全部独学です。最初はとにかく自分のかっこいいと思うアーティストの作品や制作風景などの写真を見て、それを見よう見まねでやってみるという感じだったと思います。今でもわからないこと知りたい事があったら写真や動画を見て研究しまくります。
S: 簡単に作品の制作方法を教えてください。
A: ストリートで絵を描く場合、まずは頭で今言いたいこと伝えたい事を考える。それをビジュアルに変換して手描きで絵を描く。その絵を等身大に引き延ばして型紙を作る。切り抜く。その型紙を利用してスプレーで壁に絵を描く。
S: 作品を制作する上で最も大切にしていることはなんですか?
A: 人の心も、世界も全部動かすような強い力を持った作品を作る事を常に目指してやっているので、そのためにまず作品に強い説得力を持たせることを一番大事にしています。
S: 作品のイメージはどのようにして生まれるのですか?
また、どんな時にインスピレーションが湧きますか?
A: 言葉で表現しにくいのですが、おそらく自分の人生で経験した事見た事が今の作品のイメージに繋がっていると思います。なので外からアイデアを得るというより、自分の中からイメージを引きづり出す感覚に近いです。また直感や感覚は理論を余裕で越えると思っているので、考えすぎずにリラックスしているときが一番良いアイデアが生まれる気がします。
S: 自分の為に描く、人の為に描く、現時点では誰の為に絵を描いていますか?
A: 間違いなく自分のために描いています。もちろん今後も。なぜなら自分は究極のエゴイストだし、自分が作品を作る事によって自分自身が人間として常に成長できるからです。要するに、自分が作品を通してルールに縛られるな!と表現すれば自分は絶対に今後もルールに縛られてはいけないからです。自分が言ったからにはやらないと、というスタンスでやっています。
S: ストリートに描く時と、キャンバスに描く時では、心掛けている事に違いはありますか?
A: 丁寧にきれいに描くという概念は自分のやりたい事に全く持って意味をなさないのでキャンバスに絵を描く行為は大嫌いです。逆にストリートではそんな細かい事は気にせずその場所に人間を召還するつもりで描いています。絵ではなくその場に誰かがいる。そういった感覚を感じさせる事を大事にしています。
S: イギリスに住むことで作品制作に良い影響を及ぼしている点はありますか?
A: 人間は大きく場所を変えなければ見えない世界がたくさんあると思います。例えば、イギリスは日本と違ってとてもたくさんの人種が住んでいて、その人種によってライフスタイルも違うし考え方や価値観も違う。そういった環境に身を置く事によって視野も広がるし、逆に日本人がどういった人間なのかということを改めて見つめ直す事もできます。このような新しい視点はイギリスに来なければ手に入らなかったと思うし、今後世界で通用する作品を作っていく上でとても重要なポイントになっていると思います。
S: イギリスと日本のストリートアートシーンで異なる点がありましたら教えてください。
また、日本のストリートアートシーンについてどのような印象を持たれていますか?
A: 正直言うと日本のストリートアートについてはよくわからないのですが、イギリスのアーティストを見ていて思った事は、アーティスト一人一人が自分の個性をちゃんと理解しているし、自分のスタイルに強い自信をもっているので、そこが一番尊敬できる部分だと感じました。また、イギリスのほとんどの人がストリートアートを愛していますし、作品にちゃんと価値を見いだそうと努力をしているところがイギリスのストリートアートのレベルが高い要素だと感じました。
A: 今の所スプレー、カッター、紙、型紙をレイヤー分けする為にmacを使っていますが、特にこだわりはありません。
S: AITOさんの作品は、日本の漫画の要素も織り交ぜられているように感じているのですが、このことは意識的にやられていることでしょうか?
A: 多分それは無意識だと思いますが日本人としてそういう要素が入ったのは必然だと思います。
S: 今まで制作されてきた作品の中で1番気に入っているものはなんですか?
また、その理由も教えてください。
A: 1番を決めるのはなかなか難しいですがしいて言えば"Lost myself"(下記の写真参照)という作品だと思います。理由は、自分の中で説得力とビジュアルのレベルがかなり高く表現できた作品だし、心からかっこいいと思える作品に仕上がったからです。
S: "MUGENZIKKOU"の開催に伴い、3作品がシルクスクリーンプリントとして発売されましたが、これらの作品にはなにか特別な思い入れがあったんですか?※AITOのプリント作品は、こちらから購入可能です。
A: この3作品がAITOの代表作だろうと自分も周りの人達も思っていたのでこの3作品を選びました。
S: Japanese Banksyと呼ばれることに関してご自身はどのように感じていらっしゃいますか?
A: もともとBanksyに憧れてずっとやっていましたし今もたくさんの影響を受けているので、正直うれしいです。今後自分がBanksyのパクリで終わるのか、AITOとして存在を確立できるのかとても見所だと思います(笑)
S: ご自身の作品に最も影響を与えている人物を教えてください。
また、最近のお気に入りのアーティストはいますか?
A: もちろんBanksyが一番自分に影響を与えていると思います。正直今の所お気に入りはいないです。
S: 具体的に、Banksyの魅力ってどんなところにあると思いますか?
A: 自分が一番魅力に感じる所は、Banksyは誰よりも自由に動いてるし誰よりも正しい事を言っている所です。普通の人間が普通に生きているだけでは絶対に見えない部分がBanksyには常に見えている気がします。きっとBanksyが広告を作れば彼の本当の実力がわかると思います。
S: アート以外に興味があることがあればを教えてください。
A: 今の所とくにないですが、しいて言えば漫画のONE PIECEは大好きです!!
S: AITOさんは、10年後ご自身がどんなアーティストになってると思いますか?
A: 正直言うと自分は30歳で死ぬと思って今を生きているので10年後の事は考えていないです。
A: 2014年内には今回ロンドンで行った個展"MUGENZIKKOU"を必ず日本でやろうと思っています。また世界各地でのショーにも参加する予定です。とりあえずは日本のストリートに今度は本物のストリートアーティストとして絵を描きまくりたいと思っています!
S: 日本のストリートアートファンへ一言お願いします。
A: とりあえず今年中に日本一のストリートアーティストになります。
【AITO】
2009年頃からストリートアート活動を開始。2012年よりストリートアート修行のために渡英。その後数年間、ロンドンのストリートに多数の作品を残し、ストリートアーティストとしての実績を積む。2013年には、Graffik Gallery(ロンドン)やBottleneck Gallery(ニューヨーク)で開催されたグループショーに作品を出展。2014年1月、自身初となるソロショー "MUGENGIKKOU"を開催し、高い評価を受け、一部のアート関係者からJapanese Banksyと評される。今年4月から東京に拠点を移し、アーティスト活動を開始する予定。座右の銘は、「無言実行」。
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Graffik Gallery: http://graffikgallery.com/
Pics by AITO
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